vol.76 「日米野球の歴史」
2018年11月16日更新
オーナー、こんにちは!
今年4年ぶりの開催となった日米野球はいかがでしたか?
5勝1敗とMLB選抜を圧倒した侍ジャパンの活躍に、私は早くも2020年が待ち遠しくなってきちゃいました。
1戦目に飛び出した柳田選手のサヨナラ2ランといい、劇的な試合ばかりで楽しかったですね。
モリーナ選手と甲斐選手のランチャーvsキャノン対決とか、MLBの極端なシフトとか、見所も満載で、できれば毎年やってもらいたいくらいです。
その気持ち分かります。
 
ちなみに日米野球の始まりは、110年前の1908年と言われています。訪日したアメリカ選抜チームと、日本の大学野球や今でいう社会人チームとで17試合が行われ、日本チームは圧倒的全敗だったそうですよ。
110年前って、明治時代じゃないですか。
そんな昔から野球やってたんですね。
この時の早稲田大学戦で始球式を行なったのが大隈重信さんで、現代でも見られる始球式の慣例は、「大隈先生の投げた球をボールにするわけにはいかん!」と思った早稲田大学の打者がわざと空振りしてストライクにしたのがきっかけだとか。
110年前の忖度が現在まで続いているとは…
新庄選手とか、たまに打っちゃう人いますけどね。
 
その後大正、昭和に入ってからも何度かアメリカのチームが来日して日本のアマチームと対戦したようですが、1934年に、かのベーブ・ルース選手やルー・ゲーリック選手ほか、そうそうたるメンバーが来日して行われた日米野球をきっかけに、日本でもプロチーム結成の機運が高まりました。
知ってます! 沢村栄治投手が好投したんですよね。
そうですね。0-1で負けてしまいましたが、16試合で47本のホームランを打たれて全敗した日本チームからしたら、その試合の投球が伝説になっても不思議ではないでしょう。
日米野球が、MLB選抜vs全日本代表チームの形になったのは、ずっと後年の1986年からです。
この時の代表には、江川投手や北別府投手、高木選手や秋山選手といった、『モバプロ2 レジェンド』でもお馴染みの選手たちが参加されてますね。
その頃は、もう日本チームも大分勝てるようになってたんじゃないですか?
残念ながら、この年は1勝6敗でした。
日本代表が初めてMLB選抜に勝ち越したのは、平成に入ってからです。
日米野球がスタートして82年、1990年の開催時には、セシル・フィルダー選手やバリー・ボンズ選手、ケン・グリフィー親子といった並居る強打者を相手に、日本チームは桑田投手、斎藤投手、野茂投手、与田投手ら盤石の投手陣と古田捕手を中心に粘りの日本野球で対抗して、見事日本代表が初めてMLB選抜に4勝3敗1分と勝ち越しました。
『モバプロ2 レジェンド』でも人気の選手たちが活躍してますね。
僕はなかなか紹介できない方々ですが。
この時日本代表だった野茂投手は1995年に海を渡り、1996年の日米野球では、MLB選抜として凱旋されました。
 
この頃になると、MLB選抜で来日していた選手が後にNPB入りしたり、海を渡るNPB選手も増えていきます。
日米野球が、日本プロ野球の発展、レベルアップに大きく寄与してきたことは間違いないでしょう。
そうして、今年の5勝につながったわけですね。
そうですね。MLB選抜は決してベストメンバーとは言えませんが、それでも今回の開催で、日本代表が世界トップレベルであることを証明できたんじゃないかと、私は思います。
うーん、ますます、毎年観たくなっちゃいました。
同感ですけど、まずは2020年ですね!
そうだ、まりあセレクションで、日米野球代表選手確定! とかやってみましょうか?
たなかセレクションの方が良くないですか?
田中君、お目当ての選手なかなか紹介してくれないからなぁ。
というわけで、もしご要望があれば、ぜひアンケートでお送りくださいね。
それでは、今日はこの辺で。
お仕事中に失礼しました。
あ! オーナー!
日曜日からは、メジャー帰りの安打製造機が初登場するようですよ?
楽しみにお待ちください!
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