vol.95 「#ThanksIchiro」
2019年3月22日更新
こんにちは、オーナー!
……
田中君、気持ちは分かりますが、お仕事中ですよ?
こ、これは花粉症だから!
べ、別に悲しんでるわけじゃないんだから!
どんなツンデレですか。
なんかもう、感動と喪失感がいっぺんに押し寄せてきて、自分でもどういう感情なんだかよく分からないです。
同感です。
最後まで本当に、イチロー選手らしかったですね。
現役引退は寂しいですけど、きっとまた違った形で私たちに感動を与えてくれると信じてます。
というわけで今回は、昨日引退を発表されましたイチロー選手について触れながら、記録の面でイチロー選手に近しいレジェンド選手を探してみたいと思います。
NPB初のシーズン200本安打以上を達成したイチロー選手。
現在のNPB記録(216本)を持つライオンズ秋山翔吾選手をはじめ、シーズン200本安打を記録したのはマートン選手、青木宣親選手(2度)、西岡剛選手、ラミレス選手の6人しかいません。
しかも、130試合制の時代に達成しているのは、イチロー選手だけです。
比べるものではありませんが、現在の143試合に換算すると、イチロー選手の安打数はシーズン231本ペースだったことになります。アンタッチャブルレコードと言われているシーズン262安打のMLB記録を現在のNPB143試合に換算すると、こちらは233本ペースということに。
もし143試合で262安打を達成するなら、シーズン610打数と打率.430をクリアする必要がありますね。
次に通算安打についてです。
MLBで通算3000本安打をクリアした選手は、イチロー選手含めて2018年現在で32名。NPBでは張本勲選手ただ一人ですから、こちらもかなり達成の難しい記録と言えます。
また、2000本安打達成のNPB最年少記録は、榎本喜八選手の31歳7か月、最速記録は川上哲治選手の1646試合目ですが、日米通算ということなら、イチロー選手が最年少(30歳7か月)&最速(1465試合目)となります。
さらに通算打率を見てみますと、イチロー選手のNPB通算打率.353は、3500打数以上を達成している選手の中ではダントツの1位となります。
実際のNPB記録は4000打数以上が基準となり、2019年現在も現役で活躍している青木宣親選手の.329がトップです。やはり青木選手も史上屈指のヒットメーカーですね。
さて、記録と記憶の両方を残してきたイチロー選手とはいえ、NPBで9年のキャリアを過ごした後でのMLB19年ですから、流石にMLBだけの通算記録で歴代1位はないかなー、と探してみたら、ありました!
通算ゴロアウト数3629と、1500打席以上の左打者で対左投手通算打率.329というのは、歴代1位のようです。
探せば、まだまだ出てきそうですね。
まりあさん、いつからそんなデータマニアに?
なんか今、レジェンド翁がすごい勢いでイチロー選手の記録を洗い直しては、どんどん連絡板に貼り付けてくるんです。
…あの人なりに寂しさを埋めてるんですかね。
イチロー選手自身はあまり記録というものにこだわりを見せない方なので、引退会見でも「いつか誰かが抜いていくもの」とあっさり仰られてましたが、やっぱり私たち野球ファンは、その偉大な数字を振り返るたびに、誇らしく思っちゃいますよね。
だめだ、また試合終了後の光景が浮かんできて、感動で涙が止まりません。
…素晴らしい瞬間でした。
イチロー選手と同じ時代に野球に寄り添えたこと、本当に幸せに思います。
それではオーナー、本日はこの辺で!
 
イチロー選手と、彼と同じ時代を駆け抜けた多くのレジェンド達に想いを馳せながら、FINALキャンペーンをお楽しみください。
ここでいきなりのプロモートとは…いいんですよ、泣いても。
べ、べつに寂しくなんかないですから! 
本日もお仕事中に失礼しちゃっただけですから!
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